「デパコス買うべき?プチプラで十分?」その悩み、解決します
コスメカウンターで美容部員さんの説明を聞くと、「やっぱりデパコスっていいのかな…」と思う。
でも、プチプラでも優秀なアイテムがたくさんあるって聞くし、正直どっちを選べばいいのか迷いますよね。
特に30代以降は、エイジングケアも本格化してくる時期。
「ここはデパコス、ここはプチプラ」という使い分けが重要になってきます。
この記事では、元美容部員の私が、デパコスとプチプラの違いを徹底的に比較。
あなたにぴったりの選び方をご提案します。
デパコスとプチプラの基本定義
まずは基本から整理しましょう。
デパコスとは?
デパートメントストアコスメティクスの略。
主な特徴:
- 百貨店・デパートで販売
- 美容部員によるカウンセリング
- 高級感のあるパッケージ
- 価格帯:3,000円〜20,000円以上
代表的なブランド:
- SK-II、クレ・ド・ポー ボーテ、ランコム
- エスティ ローダー、ディオール、シャネル
- イプサ、THREE、RMK、コスメデコルテ
プチプラとは?
プチプライスの略。お手頃価格のコスメ。
主な特徴:
- ドラッグストア・バラエティショップで販売
- セルフサービス
- シンプルなパッケージ
- 価格帯:500円〜3,000円程度
代表的なブランド:
- ちふれ、セザンヌ、キャンメイク
- ケイト、メディア、インテグレート
- 肌ラボ、無印良品、excel
「ミドルコスメ」という選択肢も
最近注目されているのが、デパコスとプチプラの中間価格帯「ミドルコスメ」。
価格帯: 2,000円〜5,000円程度
代表的なブランド:
- キュレル、d プログラム、ミノン
- オルビス、ファンケル、アテニア
- エリクシール、アスタリフト
※各ブランドの詳しいレビューはプチプラコスメレビュー、年代別おすすめランキングをチェック

【5つの観点】デパコスとプチプラの違いを徹底比較
1. 成分・品質の違い
デパコスの特徴:
- 独自開発の成分配合
- 高濃度の美容成分
- 最新技術の採用
- 肌への浸透技術が高度
具体例:
- SK-II:ピテラ™(独自成分)
- クレ・ド・ポー ボーテ:ブライトニングセラムEX(メラノイナクト)
- ランコム:ジェニフィック アドバンスト N(ビフィズス菌発酵エキス)
プチプラの特徴:
- 実績のある成分を使用
- 濃度は控えめな場合も
- シンプルな処方
- コスト削減のための工夫
具体例:
- ちふれ:実績ある美白成分(ビタミンC誘導体+アルブチン)
- 肌ラボ:ヒアルロン酸高濃度配合
- セザンヌ:セラミド配合
結論: 成分の種類や濃度には差がありますが、プチプラでも優秀な成分を配合している商品は多数あります。
2. 効果の違い
実際の効果は?
❌ 間違った認識: 「デパコスは効く、プチプラは効かない」
⭕ 正しい認識: 「効果の速度と体感に差がある場合がある」
デパコスの効果:
- 即効性を感じやすい
- 使用感の満足度が高い
- 継続使用での変化が大きい
- 複合的なアプローチ
プチプラの効果:
- じっくり時間をかけて効く
- シンプルな効果
- 継続すれば十分な効果
- コスパが良い
実験データ: 某美容雑誌の調査では、デパコスとプチプラの保湿効果を4週間比較したところ、
初日の保湿力はデパコスが上回ったものの、4週間後の肌水分量には有意な差が見られなかったという結果も。
結論: 効果の違いは「あるものもあれば、ないものもある」。アイテムや個人の肌質によって異なります。
3. テクスチャー・使用感の違い
デパコスの使用感:
- なめらかなテクスチャー
- 香りへのこだわり
- 肌なじみの良さ
- 使う喜びを感じる
プチプラの使用感:
- シンプルなテクスチャー
- 無香料が多い
- さっぱり系が多め
- 機能重視
実際の声:
「デパコスは使っていて幸せな気分になる。プチプラは実用的」(30代後半・会社員)
「プチプラでも最近は使用感が良いものが増えた」(40代・主婦)
結論: 使用感はデパコスの方が上。ただし、最近のプチプラは品質向上が著しい。
4. パッケージ・デザインの違い
デパコスのパッケージ:
- 高級感のあるデザイン
- 重厚感のある素材
- ブランドアイデンティティ
- 所有する喜び
プチプラのパッケージ:
- シンプルで実用的
- 軽量なプラスチック
- コスト削減のデザイン
- 詰め替え用が多い
結論: パッケージはデパコスが圧倒的に上。ただし、中身の品質とは直結しない。
5. サービス・付加価値の違い
デパコスのサービス:
- ✅ 美容部員によるカウンセリング
- ✅ パーソナルな提案
- ✅ タッチアップで試せる
- ✅ サンプルがもらえる
- ✅ アフターフォロー
- ✅ ポイントカード・会員特典
- ✅ ギフトラッピング
プチプラのサービス:
- ✅ セルフで気軽に買える
- ✅ テスター完備
- ✅ 返品交換可能(店舗による)
- ✅ ポイントカード
- ❌ カウンセリングなし
- ❌ サンプルなし(基本的に)
結論: サービスはデパコスが充実。ただし、「相談なしで気軽に買いたい」人にはプチプラが向いている。

【アイテム別】どっちを選ぶべき?徹底比較
クレンジング:プチプラで十分
推奨: ⭐⭐⭐⭐⭐ プチプラ
理由:
- 洗い流すものだから高価である必要性が低い
- プチプラでも優秀なクレンジングが多数
- 毎日使うものだからコスパ重視
おすすめプチプラ:
デパコスを選ぶなら:
結論: まずはプチプラで試してみる。物足りなければデパコスを検討。
洗顔:プチプラ〜ミドルコスメ
推奨: ⭐⭐⭐⭐☆ プチプラ〜ミドル
理由:
- クレンジング同様、洗い流すもの
- 泡立ちや洗い上がりにこだわるならミドルコスメ
- 敏感肌はデパコスも検討
おすすめプチプラ:
おすすめミドルコスメ:
結論: 肌質に合えばプチプラで十分。敏感肌はミドル〜デパコスを。
化粧水:予算に応じて使い分け
推奨: ⭐⭐⭐☆☆ どちらでもOK
理由:
- たっぷり使いたいならプチプラ
- 美容成分をしっかり届けたいならデパコス
- 年代や肌悩みで選ぶ
20代〜30代前半: プチプラで十分(肌ラボ、無印良品など)
30代後半〜40代: ミドル〜デパコスを検討(エリクシール、SK-II、ランコムなど)
プチプラ代表:
デパコス代表:
結論: 予算と肌悩みで選択。プチプラでも優秀なものは多数。
美容液:ここはデパコス推奨
推奨: ⭐⭐⭐⭐⭐ デパコス(または選択的に)
理由:
- スキンケアで最も重要なアイテム
- 美容成分の濃度が効果に直結
- 長期的な投資効果が高い
ただし:
- ビタミンC美容液ならプチプラでも優秀
- 悩みによってはプチプラで十分
プチプラで優秀なもの:
デパコス代表:
- SK-II ジェノプティクス オーラ エッセンス(19,800円)
▶楽天で見る - ランコム ジェニフィック アドバンスト N(12,000円)
▶楽天で見る - クレ・ド・ポー ボーテ セラムコンサントレエクレルシサン(16,500円)
▶楽天で見る
※ビタミンC美容液の詳細はプチプラビタミンC美容液ランキングをチェック
結論: 予算が許せばデパコス。プチプラなら目的別に選ぶ。
乳液・クリーム:ミドル〜デパコス推奨
推奨: ⭐⭐⭐⭐☆ ミドル〜デパコス
理由:
- 保湿の最後の蓋として重要
- エイジングケア成分が豊富
- 使用感の違いが大きい
おすすめミドルコスメ:
デパコス代表:
プチプラでもOK:
結論: 30代以降はミドル〜デパコスがおすすめ。20代はプチプラでも。
日焼け止め:用途で使い分け
推奨: ⭐⭐⭐☆☆ 用途次第
理由:
- デイリー使いはプチプラで十分
- レジャーや重要な日はデパコス
- SPF値が同じなら効果は同等
デイリー使い(プチプラ):
特別な日(デパコス):
結論: 日常はプチプラ、特別な日はデパコス。

【実例比較】同じアイテムで徹底検証
ケース1:美白美容液対決
デパコス:SK-II ジェノプティクス オーラ エッセンス
- 価格:17,600円(50ml)
- ml単価:352円/ml
- 成分:ピテラ™、ニコチン酸アミドW
- 効果:美白、透明感、ハリ
- 使用感:なめらか、高級感のある香り
プチプラ:ちふれ 美白美容液 W
- 価格:1,210円(30ml)
- ml単価:40円/ml
- 成分:ビタミンC誘導体、アルブチン
- 効果:美白、シミ予防
- 使用感:さっぱり、無香料
比較結果:
- 価格差:約15倍
- 効果:SK-IIの方が即効性あり、ちふれも継続で効果あり
- 使用感:SK-IIが圧倒的に上
- コスパ:ちふれの方が続けやすい
結論: 即効性と使用感を求めるならSK-II。コスパ重視ならちふれ。
ケース2:化粧水対決
デパコス:SK-II フェイシャル トリートメント エッセンス
- 価格:23,760円(230ml)
- ml単価:103円/ml
- 成分:ピテラ™(90%以上)
- 効果:肌質改善、透明感、ハリ
- 使用感:独特の香り、浸透力高い
プチプラ:肌ラボ 白潤プレミアム
- 価格:990円(170ml)
- ml単価:5.8円/ml
- 成分:トラネキサム酸、ビタミンC誘導体
- 効果:美白、保湿
- 使用感:とろみあり、無香料
比較結果:
- 価格差:約18倍
- 効果:SK-IIは肌質改善の実感が高い、肌ラボは保湿◎
- 使用感:SK-IIの浸透力に驚き
- コスパ:肌ラボが圧倒的
結論: 肌質改善ならSK-II。保湿と美白なら肌ラボで十分。
ケース3:クリーム対決
デパコス:クレ・ド・ポー ボーテ ラ・クレーム
- 価格:66,000円(30g)
- g単価:2,200円/g
- 成分:ブレインスキンセオリー、4MSK
- 効果:総合エイジングケア
- 使用感:極上のなめらかさ
プチプラ:ちふれ 濃厚保湿クリーム
- 価格:990円(54g)
- g単価:18円/g
- 成分:ヒアルロン酸、トレハロース
- 効果:保湿、乾燥対策
- 使用感:しっとり、コスパ◎
比較結果:
- 価格差:約122倍
- 効果:ラ・クレームは別格、ちふれも保湿は十分
- 使用感:ラ・クレームの贅沢感は唯一無二
- コスパ:ちふれが圧倒的
結論: 究極のエイジングケアならラ・クレーム。保湿のみならちふれ。
年代別・おすすめの選び方
20代後半:7割プチプラ、3割デパコス
基本方針: 予防ケアが中心なので、プチプラ中心でOK。ポイント使いでデパコスを。
おすすめ配分:
- クレンジング:プチプラ
- 洗顔:プチプラ
- 化粧水:プチプラ
- 美容液:デパコス(または良質なプチプラ)
- 乳液・クリーム:プチプラ〜ミドル
- 日焼け止め:プチプラ
月予算: 5,000〜8,000円
詳しくは20代後半の予防ケアへ
30代:5割プチプラ、5割デパコス
基本方針: エイジングケアが本格化。重要なアイテムはデパコス、それ以外はプチプラで。
おすすめ配分:
- クレンジング:プチプラ
- 洗顔:プチプラ〜ミドル
- 化粧水:ミドル〜デパコス
- 美容液:デパコス
- 乳液・クリーム:ミドル〜デパコス
- 日焼け止め:プチプラ
月予算: 10,000〜15,000円
詳しくは30代の攻めのエイジングケアへ
40代以降:3割プチプラ、7割デパコス
基本方針: 本格エイジングケアの時期。デパコス中心に、洗い流すものはプチプラで。
おすすめ配分:
- クレンジング:プチプラ〜ミドル
- 洗顔:ミドル
- 化粧水:デパコス
- 美容液:デパコス
- 乳液・クリーム:デパコス
- 日焼け止め:デパコス(顔用)
月予算: 15,000〜30,000円

賢い使い分け戦略
戦略1:「投資すべきアイテム」を見極める
デパコスに投資すべきアイテム:
- 美容液 – 最も効果が出やすい
- アイクリーム – デリケートな目元専用
- スペシャルケア – マスク、ピーリングなど
プチプラで十分なアイテム:
- クレンジング・洗顔 – 洗い流すもの
- 化粧水 – たっぷり使うもの
- 日焼け止め(デイリー用) – 塗り直しが重要
戦略2:「朝プチプラ、夜デパコス」戦略
朝のスキンケア:
- クレンジング:使わない
- 洗顔:プチプラ
- 化粧水:プチプラ
- 美容液:プチプラまたはなし
- 乳液:プチプラ
- 日焼け止め:プチプラ
夜のスキンケア:
- クレンジング:プチプラ
- 洗顔:プチプラ
- 化粧水:デパコス
- 美容液:デパコス
- クリーム:デパコス
メリット:
- 夜の肌再生時間にデパコスを集中投入
- コストを抑えながら効果を最大化
- 朝の時短にもなる
戦略3:「季節で使い分け」戦略
春夏(3〜8月):
- さっぱり系のプチプラを中心に
- 日焼け止めは念入りに
- 美白ケアはデパコスで
秋冬(9〜2月):
- しっとり系のデパコスを中心に
- 保湿を徹底
- エイジングケアを強化
戦略4:「ご褒美デパコス」戦略
普段: プチプラ中心でしっかりケア
特別な時:
- 誕生日月:デパコスを1つ購入
- ボーナス月:デパコスをまとめ買い
- 大切なイベント前:集中ケアでデパコス
メリット:
- モチベーション維持
- 無理なく続けられる
- 特別感を楽しめる
戦略5:「サンプル活用」戦略
デパコスのサンプルを賢く活用:
- カウンターで積極的にもらう
- 旅行用に使う
- 特別な日の前に使う
- 本品購入前のお試しに
メリット:
- コストゼロでデパコスを体験
- 肌に合うか確認できる
- 旅行の荷物が軽くなる
プチプラで買うべき、デパコスで買うべき診断チャート
あなたはどちらタイプ?
【Q1】スキンケアにかけられる月予算は?
- A. 3,000円以下 → プチプラ中心
- B. 5,000〜10,000円 → プチプラ+デパコス併用
- C. 15,000円以上 → デパコス中心
【Q2】一番の肌悩みは?
- A. 毛穴・ニキビ → プチプラでも十分効果あり
- B. シミ・くすみ → デパコスの美白美容液を検討
- C. シワ・たるみ → デパコスのエイジングケア推奨
【Q3】コスメを選ぶ基準は?
- A. とにかくコスパ → プチプラ
- B. 効果と価格のバランス → ミドルコスメ
- C. 効果最優先 → デパコス
【Q4】使用感の重要度は?
- A. 効けば何でもいい → プチプラ
- B. ある程度こだわりたい → ミドル〜デパコス
- C. 使う喜びを感じたい → デパコス
【Q5】年齢は?
- A. 20代 → プチプラ中心
- B. 30代 → プチプラ+デパコス
- C. 40代以降 → デパコス中心
診断結果
Aが多い人:プチプラ派
コスパ重視のあなたには、プチプラ中心のスキンケアがおすすめ。
美容液だけデパコスにするなど、ポイント使いを検討しましょう。
Bが多い人:使い分け派
バランス重視のあなたには、プチプラとデパコスの使い分けがおすすめ。
アイテムや季節で使い分けましょう。
Cが多い人:デパコス派
効果重視のあなたには、デパコス中心のスキンケアがおすすめ。
ただし、洗い流すものはプチプラで節約を。
よくある質問 Q&A
Q1. プチプラは本当に効果がありますか?
A. はい、あります。特に以下のケースでは十分な効果が期待できます:
- 保湿ケア
- 美白ケア(医薬部外品)
- 毛穴ケア
- ニキビケア
ただし、最新技術や独自成分を求める場合はデパコスが有利です。
Q2. デパコスを買う価値はありますか?
A. あります。特に以下の点で価値があります:
- 即効性のある効果
- 使用感の良さ
- カウンセリングサービス
- 所有する喜び
予算が許せば、美容液やクリームはデパコスがおすすめです。
Q3. ミドルコスメはどう評価すべき?
A. 非常におすすめです。特に:
- キュレル(敏感肌)
- エリクシール(エイジングケア)
- オルビス(シンプルケア)
デパコスの技術とプチプラの価格の良いとこ取りができます。
Q4. プチプラとデパコスを混ぜて使っても大丈夫?
A. 全く問題ありません。むしろ推奨します。
- ライン使いにこだわる必要はない
- 自分の肌に合ったものを組み合わせる
- コスパ良く効果を最大化
Q5. デパコスのサンプルだけで済ませるのはあり?
A. 短期的にはありですが、長期的にはおすすめしません:
- サンプルは不定期にしかもらえない
- 継続使用での効果が得られない
- 美容部員との関係性が築けない
お試し期間として活用するのが◎
Q6. 成分表示を見ても違いがわからないのですが?
A. 成分表示だけでは判断できない要素があります:
- 成分の品質(純度・グレード)
- 配合技術(浸透力など)
- 製造工程の違い
信頼できるレビューや口コミも参考にしましょう。
まとめ:あなたに合った選択を
デパコスとプチプラ、どちらが絶対的に優れているわけではありません。
大切なのは:
- 自分の予算に合っているか
- 肌悩みに合っているか
- 継続できるか
- 使っていて幸せか
最終的な結論
20代: プチプラ中心で十分。美容液だけデパコスも◎
30代: 半々の使い分けがベスト。重要アイテムはデパコス。
40代以降: デパコス中心に。洗い流すものはプチプラで節約。
どの年代も:
- 美容液は投資価値あり
- 洗い流すものはプチプラで十分
- 季節や肌状態で使い分ける
今日から始められること
- 自分の予算を明確にする
- 肌悩みの優先順位をつける
- 投資すべきアイテムを決める
- プチプラとデパコスを賢く使い分ける
- サンプルを活用する
あなたに合った選択で、美肌を目指しましょう!✨
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