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季節別スキンケア|紫外線対策の完全ガイド

「紫外線対策って夏だけでいいよね?」「曇りの日は日焼け止めいらないかな?」

そんな風に思っていませんか?

実は、紫外線は一年中降り注いでいて、季節によってその特徴や影響が大きく変わります。
特に30代以降は、蓄積された紫外線ダメージがシミ、シワ、たるみとなって表面化する時期。

この記事では、春夏秋冬それぞれの季節に合わせた紫外線対策の方法を徹底解説します。
正しい知識と対策で、5年後、10年後の肌に大きな差をつけましょう。


目次

紫外線が肌に与える影響|光老化のメカニズム

エイジングの原因の約80%は紫外線

肌老化の原因を分析すると、驚くべき事実が明らかになります。

肌老化の原因内訳:

  • 光老化(紫外線):約80%
  • 自然老化(加齢):約20%

つまり、紫外線対策をしっかり行うだけで、肌老化の大部分を防げるということです。

UVAとUVBの違いを知ろう

紫外線には主に2種類あり、それぞれ異なる影響を肌に与えます。

UVA(紫外線A波)の特徴:

  • 波長が長く、真皮層まで到達
  • 雲やガラスを透過する
  • 一年中、朝から夕方まで降り注ぐ
  • コラーゲン・エラスチンを破壊
  • シワ、たるみの原因
  • PA値で防御力を表示

UVB(紫外線B波)の特徴:

  • 波長が短く、表皮にダメージ
  • 雲やガラスである程度遮断
  • 夏季、正午前後が最も強い
  • メラニン生成を促進
  • シミ、日焼けの原因
  • SPF値で防御力を表示

<!– 【サブビジュアル画像配置】 イメージ:UVAとUVBの肌への影響を示すイラスト図解 –>

紫外線ダメージは蓄積する

紫外線のダメージは、一度受けたら消えることはありません

幼少期から浴び続けた紫外線が、30代以降になって「シミ」「シワ」「たるみ」として表面化します。
これが「光老化」のメカニズムです。

だからこそ、今日からの徹底した紫外線対策が、将来の美肌を左右するのです。


【春】3月〜5月の紫外線対策|油断大敵の季節

春の紫外線の特徴

「まだ春だから大丈夫」は大きな間違い。実は、3月から紫外線量は急激に増加します。

春の紫外線データ:

  • 3月:真夏の約70%の紫外線量
  • 4月:真夏の約80%の紫外線量
  • 5月:真夏と同レベルの紫外線量

まだ日差しが柔らかく感じられるため油断しがちですが、肌はしっかりダメージを受けています。

春のUVケアのポイント

① 3月から本格的な日焼け止めを開始

冬用の軽めの日焼け止めから、しっかり防御できるタイプに切り替えましょう。

  • 顔: SPF30〜50・PA+++以上
  • 身体: SPF30・PA++以上

② 花粉や黄砂で敏感になった肌への配慮

春は肌バリアが低下しやすい季節。紫外線吸収剤不使用の日焼け止めや、
保湿成分配合のものを選ぶのがおすすめです。

③ 紫外線+花粉のWダメージに注意

花粉が付着した肌に紫外線が当たると、炎症が悪化することも。
帰宅後は優しく洗顔し、しっかり保湿を。

④ 急な日差しの変化に対応できる準備

突然晴れることも多い春。外出時は必ず日焼け止めを携帯し、こまめな塗り直しを習慣にしましょう。

春におすすめのアイテム

  • 低刺激な日焼け止め(ノンケミカル処方)
  • 日傘(急な日差しに対応)
  • 保湿力の高い化粧水(バリア機能サポート)

関連記事:乾燥・敏感肌のための優しいエイジングケア|バリア機能を守る正しい方法


【夏】6月〜8月の紫外線対策|最強UVから肌を守る

夏の紫外線の特徴

一年で最も紫外線が強くなる季節。特に7月〜8月のピーク時は要注意です。

夏の紫外線リスク:

  • UVB量が最大(シミ、日焼けのリスク大)
  • 正午前後の2時間が特に危険
  • 海やプールでは反射で1.5倍の紫外線
  • 汗や水で日焼け止めが落ちやすい

夏のUVケアのポイント

① 最高レベルの日焼け止めを選ぶ

  • 顔・身体: SPF50+・PA++++
  • ウォータープルーフタイプを推奨
  • トーンアップ効果のあるものも◎

② 2〜3時間ごとの塗り直しは必須

汗をかきやすい夏は、こまめな塗り直しが美肌の鍵。

塗り直しのタイミング:

  • 通勤・通学時:朝、昼
  • 屋外活動時:2〜3時間ごと
  • 汗をかいた後:タオルで拭いてから塗り直し
  • プール・海:水から上がるたび

③ 内側からの紫外線対策も併用

  • ビタミンC:抗酸化作用でメラニン生成抑制
  • ビタミンE:活性酸素除去
  • リコピン(トマト):紫外線ダメージ軽減
  • ポリフェノール(緑茶):抗酸化作用

④ 物理的な紫外線対策を組み合わせる

  • 日傘(UVカット率99%以上)
  • サングラス(UVカット機能付き)
  • UVカット帽子(つばの広いもの)
  • UVカットカーディガン

⑤ アフターケアで紫外線ダメージをリセット

日焼けした日は、いつも以上に丁寧なケアを。

  1. 冷やす:ほてった肌をクールダウン
  2. 保湿:たっぷりの化粧水でうるおい補給
  3. 美白ケア:ビタミンC美容液でメラニン対策
  4. 睡眠:肌の修復タイムをしっかり確保

関連記事:【30代必見】ビタミンC美容液の選び方・使い方完全ガイド|効果的な取り入れ方


【秋】9月〜11月の紫外線対策|夏ダメージの修復期

秋の紫外線の特徴

「夏が終わったから安心」は危険です。
秋も意外と紫外線は強く、9月は真夏の約70〜80%の紫外線量があります。

秋の肌状態:

  • 夏に蓄積した紫外線ダメージが表面化
  • シミ、くすみが目立ち始める
  • 肌のターンオーバーが乱れがち
  • 乾燥が進み、バリア機能低下

秋のUVケアのポイント

① 紫外線対策を継続する

まだまだ油断は禁物。日焼け止めは必須です。

  • 顔: SPF30〜50・PA+++
  • 身体: SPF30・PA++

② 夏ダメージの修復に集中

秋は肌の回復期。積極的な美白・修復ケアを取り入れましょう。

おすすめ成分:

  • ビタミンC誘導体:メラニン還元、コラーゲン生成
  • トラネキサム酸:シミ予防、肝斑改善
  • ナイアシンアミド:美白、バリア機能強化
  • レチノール:ターンオーバー促進、シミ改善

③ 保湿ケアを強化

乾燥が進む秋は、保湿ケアの強化が必要です。

  • セラミド配合の化粧水・乳液
  • オイルやクリームで蓋をする
  • パックで集中保湿

関連記事:30代からのシミ・くすみ対策完全ガイド|透明感のある明るい肌を取り戻す方法

関連記事:【初心者必見】レチノール完全ガイド|正しい使い方とA反応の乗り越え方

秋のスペシャルケア

週1〜2回の美白パック

夏に浴びた紫外線のダメージを集中ケア。ビタミンC配合のシートマスクがおすすめ。

ピーリングでターンオーバー促進

古い角質を除去し、美白成分の浸透を高めます。
ただし、週1回程度に留め、やりすぎに注意。


【冬】12月〜2月の紫外線対策|油断しがちな季節こそ注意

冬の紫外線の特徴

「寒いし日差しも弱いから大丈夫」と思いがちな冬ですが、UVAは一年中降り注いでいます

冬の紫外線データ:

  • UVB:夏の約20〜30%(比較的少ない)
  • UVA:夏の約50%(まだまだ多い!)
  • 雪面反射率:約80%(雪山は要注意)
  • 窓ガラス透過:UVAは透過する

冬のUVケアのポイント

① UVA対策を怠らない

シワ、たるみの原因となるUVAは、冬でも油断できません。

  • 顔: SPF30・PA+++以上
  • 身体: SPF15〜30・PA++

② 室内でも日焼け止めを

窓際のデスクワークや、車の運転時も紫外線を浴びています。室内用の軽い日焼け止めを活用しましょう。

③ 乾燥対策と紫外線対策を両立

冬の肌は乾燥でバリア機能が低下しがち。保湿成分配合の日焼け止めや、しっかりスキンケアしてから日焼け止めを。

④ 冬レジャーでは徹底防御

スキー、スノーボードなど雪山に行く際は、真夏以上の紫外線対策を。雪の反射で紫外線は2倍近くになります。

  • SPF50+・PA++++の日焼け止め
  • ゴーグルで目も保護
  • リップクリーム(UV機能付き)
  • 2〜3時間ごとの塗り直し

関連記事:秋冬の乾燥肌対策完全ガイド|プロが教える保湿ケアの正しい方法


日焼け止めの正しい選び方|季節・シーン別ガイド

SPFとPAの意味を正しく理解

SPF(Sun Protection Factor):

  • UVBを防ぐ指標
  • 数値が高いほど防御時間が長い
  • SPF30:約10時間、SPF50+:約16時間以上

PA(Protection grade of UVA):

  • UVAを防ぐ指標
  • +の数が多いほど防御力が高い
  • PA++++:極めて高い防御効果

シーン別おすすめSPF・PA値

シーンおすすめ値日常生活(通勤・買い物)SPF30・PA+++
屋外活動(レジャー・スポーツ)SPF50+・PA++++
海・プールSPF50+・PA++++(ウォータープルーフ)
室内・デスクワークSPF20〜30・PA++
雪山・ウィンタースポーツSPF50+・PA++++

日焼け止めの種類と特徴

紫外線散乱剤(ノンケミカル):

  • 肌に優しい
  • 敏感肌におすすめ
  • やや白浮きしやすい
  • 保湿力が高いものも多い

紫外線吸収剤:

  • 高いUVカット効果
  • 透明で使用感が良い
  • 肌負担がやや大きい
  • 敏感肌には注意

ハイブリッドタイプ:

  • 両方の良いとこ取り
  • バランスの良い使用感
  • 最近の主流

テクスチャー別の選び方

  • クリームタイプ: 保湿力◎、密着力が高い(乾燥肌向け)
  • ジェルタイプ: さっぱり、伸びが良い(脂性肌向け)
  • ミルクタイプ: バランス型、使いやすい(普通肌向け)
  • スプレータイプ: 塗り直しに便利、ムラになりやすい
  • パウダータイプ: メイクの上から使える、補助的に使用

関連記事:30代プチプラ美容液おすすめ10選|ドラッグストアで買える優秀コスメ


日焼け止めの正しい塗り方|効果を最大化するコツ

顔への塗り方

適量: 500円玉大(約0.8g)

塗り方の手順:

  1. スキンケア後、しっかり肌になじませてから
    • 乳液やクリームが肌に浸透してから塗る
    • 5分程度待つのが理想
  2. 適量を手に取り、5点置き
    • 両頬、おでこ、鼻、顎に点置き
    • 顔全体にまんべんなく広げる
  3. 塗りムラしやすい箇所を重ね塗り
    • 鼻筋、頬骨の高い部分
    • 生え際、フェイスライン
    • 耳、首も忘れずに
  4. 軽くハンドプレスで密着
    • 擦らず、優しく押さえる

身体への塗り方

適量: 腕・脚それぞれ片側1本分(約3g)

  1. 容器から直接肌にラインを描くように出す
  2. 大きく円を描くように伸ばす
  3. 塗り忘れやすい部位に注意
    • 足の甲、指
    • 耳の後ろ、首の後ろ
    • デコルテ

塗り直しのタイミングとコツ

塗り直しが必要な理由:

  • 汗や皮脂で流れ落ちる
  • 摩擦で取れる
  • 時間経過で効果が低下

塗り直しのタイミング:

  • 2〜3時間ごと
  • 汗を拭いた後
  • タオルで顔を拭いた後
  • プールや海から上がった後

メイクの上からの塗り直し方:

  1. ティッシュで軽く押さえて皮脂オフ
  2. スプレーorパウダータイプの日焼け止めを使用
  3. パフやブラシで軽く押さえる
  4. 必要に応じてフェイスパウダーで仕上げ

よくある紫外線対策の疑問Q&A

Q1. 曇りの日は日焼け止めを塗らなくてもいい?

A. いいえ、曇りの日も必須です。

曇りの日でも、晴れの日の約60〜80%の紫外線が地上に到達しています。
特にUVAはほとんど影響を受けません。

Q2. 室内にいる日は日焼け止め不要?

A. 窓際にいるなら塗りましょう。

窓ガラスはUVBの多くをカットしますが、UVAは約50〜70%透過します。
デスクワーク中でも窓際なら紫外線を浴びています。

Q3. 日焼け止めとファンデーション、どちらを先に塗る?

A. 日焼け止め→ファンデーションの順番です。

正しい順番: 化粧水 → 乳液 → 日焼け止め → 化粧下地 → ファンデーション

日焼け止めはスキンケアの最後、メイクの最初です。

Q4. 去年の日焼け止めは使える?

A. 開封済みは避け、未開封でも確認を。

開封後の日焼け止めは酸化が進み、効果が低下します。未開封でも使用期限(通常3年)を確認しましょう。

Q5. 日焼け止めの前にビタミンC美容液を使っても大丈夫?

A. 問題ありません。むしろおすすめです。

「ビタミンCは光に弱い」というのは誤解です。ビタミンC誘導体は安定化されており、
抗酸化作用で紫外線ダメージから肌を守ってくれます。

関連記事:正しいスキンケアの順番|朝・夜の基本ルーティンと効果を高めるコツ


紫外線対策+αで美肌力アップ|内側からのケア

抗酸化食品で内側から紫外線対策

外側からのケアだけでなく、内側からの紫外線対策も重要です。

おすすめの抗酸化食品:

  1. トマト(リコピン)
    • 紫外線ダメージを軽減
    • 加熱すると吸収率UP
  2. 緑黄色野菜(βカロテン)
    • 抗酸化作用
    • にんじん、ほうれん草、かぼちゃ
  3. ベリー類(ポリフェノール)
    • 活性酸素除去
    • ブルーベリー、いちご、ラズベリー
  4. ナッツ類(ビタミンE)
    • 抗酸化作用
    • アーモンド、くるみ
  5. 緑茶(カテキン)
    • 紫外線による炎症抑制
    • 1日2〜3杯が目安

サプリメントの活用

食事だけで十分な量を摂るのが難しい場合は、サプリメントの併用も検討しましょう。

紫外線対策におすすめのサプリ:

  • 飲む日焼け止め(ニュートロックスサン、フェーンブロック)
  • ビタミンC(1日1000mg)
  • ビタミンE(1日100〜300mg)
  • リコピン(1日15mg)

注意: サプリメントは補助的なもの。日焼け止めの塗布は必須です。

関連記事:[準備中:食事・栄養と美肌の関係]


まとめ|一年中の紫外線対策が美肌の鍵

紫外線は一年中、曇りの日も、室内でも降り注いでいます。

季節ごとの特徴を理解し、適切な対策を継続することが、5年後、10年後の美肌を作ります。

今日から始める紫外線対策のポイント:

春(3〜5月): 早めの本格UVケア開始、花粉対策も併用
夏(6〜8月): 最高レベルの防御、こまめな塗り直し
秋(9〜11月): 夏ダメージの修復、美白ケア強化
冬(12〜2月): UVA対策継続、保湿と両立

毎日の日焼け止めは必須
2〜3時間ごとの塗り直しを習慣に
適量をしっかり塗る(顔:500円玉大)
内側からのケアも併用

エイジングの原因の80%を占める光老化。

紫外線対策を徹底することが、最もコスパの良いエイジングケアと言えます。

今日から、一年中の紫外線対策を始めましょう。未来の自分の肌は、今日のあなたの選択で決まります。


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この記事を書いた人

30代会社員。

混合肌の毛穴とシミに悩みながら、

月8千円の予算で美肌を目指しています。

プチプラからデパコスまで、

実際に試した商品を正直にレビュー中♪

30代会社員
予算8千円/月
美容歴5年

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